仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
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プレスリリースを活用して無料で会社や商品を宣伝しましょう! 1/3

2018年9月17日
皆さん、プレスリリースってご存知でしょうか。
プレスリリースとは、メディア(報道機関)に向けた、情報の提供・告知・発表のことです。
これを行うことで、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットメディア等に自分の会社や商品が紹介される可能性が高まります。
 
私がこれまでご相談対応している中で、プレスリリースをご存じない方が結構いらっしゃったので、この機会にプレスリリースの効果的な書き方や出し方について3回にわたって書いてみたいと思います。
 
 
ちなみにプレスリリースは基本的に無料で行えます。
上手くいくと、広告価値1,000万円分の宣伝が無料で出来てしまったりします。
これは活用しない手はないですね。
 
 
ここで簡単に”広告”と”広報”の違いを説明しておきます。
まず”広告”とは、広告費をかけて会社や商品・サービスを宣伝することです。
基本的に効果は費用に比例します。たくさんお金をかければ多くの人に見てもらえる可能性が高まります。
また、広告は出稿すれば原則必ず掲載されますので、自分たちでコントロールしやすいです。
ただし、広告はどうしても主観的になります。広告を見る方も「これは広告だ」とわかっているので、信頼性には欠けるというデメリットがあります。
 
これに対して”広報”とはいわゆるプレスリリースのことです。
費用はかかりませんが、掲載されるかどうかはメディア側の判断ですし、記事等の内容についても取り上げるメディア側によって作成されることがあるので、自分たちでコントロールしづらいというデメリットがあります。
また、第三者であるメディアが書いた記事ということで客観性があります。メディアに載った商品=信頼できる商品と感じる方も多く、特に新聞やテレビで紹介されるとその効果は非常に高いものがあります。
 
 
基本的に広告と広報はどちらがいいという二者択一ではなく、それぞれの特徴を理解した上で使い分けるのがよいでしょう。
 
 
次回はプレスリリースをどうやって書いたらいいのかということについてお伝えしたいと思います。

買掛金と資金繰り

2018年8月27日
前回エントリー「売掛金と資金繰り」に引き続き、今回は買掛金と資金繰りの関係について書きます。
 
 
まずは基本的なところから。買掛金とは仕入れ代金の未払い分のことです。
たとえば当月の仕入れ分について、月末にまとめて仕入先から請求が来て、翌月末に支払うような取引形態は多いと思います。
 
売掛金とは逆で、買掛金は多ければ多いほど、資金繰りとしては楽になります。
買掛金は将来支払わなければならないという義務ではありますが、見方を換えると無利息で取引先からお金を借りているともいえます。
 
買掛金を増やすには、仕入れの掛け取引を増やし、支払いサイト(請求から支払いまでの期間)を長くします。
 
売掛金の支払いサイトよりも、買掛金の支払いサイトの方が長くできると、支払いの前に入金が来るので、資金繰りは楽になります。
 
これから起業しようと考えている方や、新たな事業を始めようとしている場合は、売掛金、買掛金双方の支払いサイトの組み立てはよく検討した方がよいでしょう。
何度も書きましたが、資金繰りが詰まったら会社はお終いです。
 
 
そうはいっても、買掛金の支払いサイトは延ばせばいいというものでもありません。
 
まず、相手側にとっては入金が遅くなるので当然嫌がられます。
取引条件が合わないということで取引してもらえないかもしれません。
 
取引してもらえたとしても、業界標準より長い支払いサイトだと、「この会社は大丈夫なんだろうか」という不安を抱かせてしまったり、そのリスクを価格に反映されて高い価格提示がされる可能性もあります。
 
また、下請法に該当する取引の場合、成果物の受領から60日以内に支払う義務がありますので、その点も注意が必要です。
※下請け法については公正取引委員会のウェブサイトをご覧ください。
 
 
関連エントリーとして、運転資金シリーズもご興味あれば併せてご覧ください。
 

売掛金と資金繰り

2018年8月20日
前回エントリー「在庫は本当に悪か?」とも若干関連がありますが、今回は売掛金と資金繰りの関係について書きます。
 
 
まずは基本的なところから。売掛金とは売上代金の未回収分のことです。
たとえば当月の販売分を月末にまとめて請求して、翌月末に支払ってもらうような取引形態は多いと思います。
 
この売掛金の売上高に占める比率が同業と比べて大きい、または自社の過去と比べて大きいような場合は、多額のキャッシュが必要な状態である場合が多いので資金繰りに注意が必要です。
 
取引先からの要請で、支払いサイト(請求から支払いまでの期間)を伸ばすこともあると思いますが、それで資金繰りが回るかどうかは必ず確認してください。
 
支払いサイトは短い方が資金繰りは楽になります。例えば現金商売の飲食店や小売店などは資金繰り的には楽な業種です。
 
これから起業しようと考えている方や、新たな事業を始めようとしている場合は、ビジネスモデルの組み立てとして、売掛金をなるべく早く回収できる形を検討しましょう。
 
売上が増えれば増えるほど、支払いサイトが資金繰りに与える影響が大きくなってきます。
 
 
ただ、なんでもかんでもすぐに回収すればいいというものでもありません。
例えば現金販売の場合と掛け売りの場合で価格が異なる場合などは、資金繰りと利益率の両方を天秤にかけて考える必要があります。 (一般的に現金販売の方が販売価格は安くなりがちです)
 
また、最近は売掛金の早期回収サービスが出てきていますが、これも手数料に注意する必要があります。利幅が薄い商売をしている場合、この手数料だけで利益が無くなってしまう恐れがあります。
 
今は金融機関の融資金利が低いので、金融機関から融資が受けやすい状態なのであれば、運転資金は金融機関から調達することを主眼に置いてもいいでしょう。
ただし、その場合、運転資金融資を受け続けられるだけの財務体質を維持することは必須です。運転資金調達の金融機関依存度が高まった状態で融資が止まったら即死ですよ。
 
 
なお、過去にも運転資金シリーズとして、売掛金、買掛金、在庫と資金繰りの関係を書いていますので、ご興味あれば併せてご覧ください。(ちなみにこの運転資金シリーズは当ブログの人気記事になっています)