仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

価値を出すということについて

2019年3月14日
今回のエントリーは以前配信したメルマガでも書いた記事だったのですが、好評だったことと、当社の考えをお伝えするいい機会なのでブログにもアップすることにしました。
 
 
当社のウェブサイトにも記載しているのですが、私は仕事において一番重視していることは価値を出すということです。
 
私はビジネスの根本は何かしらの価値を顧客に提供するということだと考えています。
 
ではその価値とはいったい何なのでしょうか。
 
色々考え方はあるのでしょうが、私は以下の2つだと考えています。
1. 意思決定が変わること
2. 行動が変わること
 
私の仕事で考えれば、お客さんに何かしらの助言や支援をした際に、その方の意思決定や行動が変わるかどうかが価値の有無の判断基準になります。
 
いくら時間をかけて助言や支援をしたとしても、相手が何も変わらなければそれは無価値だったということになります。
 
受け手側の視点に立ってみれば、いくら高い費用を払ってコンサルティングやセミナーを受講したとしても、ご自身や会社が何も変わらなければ、それは価値が無かったということになります。
 
私は職業柄もあって、セミナーや研修を受けたり、本を読んだりすることが好きですが、貴重な時間、費用をかける以上、何かしらの価値を見出すように意識するようにしています。
 
もう少し具体的に言うと、それをやったことで自分のTODO(行動タスク)が増えるかどうかです。
 
ちなみに、たとえ同じ内容だとしても、自分自身の意識や姿勢次第で価値の有無が変わってきます。
ですので、受け手側も真剣になる必要があると考えています。
 
もちろん仕事内容によって、価値も違ってくるでしょうから、そこはしっかりと考えていく必要があるでしょう。
 
とはいえ、突き詰めると価値とは「何かが変わること」ではないかと私は考えております。
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セミナー「中小企業が本当に機能する戦略を作るための具体的手法」を開催します

2019年2月28日
今回は当社が主催するセミナーのご案内になります。
 
中小企業が本当に機能する戦略を作るための具体的手法を2時間でお伝えするセミナーを仙台市内で開催いたします。
 
以下に当てはまるものが1つでもある経営者の方は参加する価値があります。
 
1.現在の商材や顧客では今後もジリ貧又は赤字が続き、業績回復が見込めない。
2.商材自体はニーズはあるが、顧客戦略、売り方に問題があり、売上拡大が難しい。
3.商品構成や依存度を見直して顧客ニーズにあった新商材に取り組まないと将来厳しそう。
4.顧客構成、比重を見直して、新たな顧客を開拓しないと将来厳しそう。
5.貢献度の低い商品、顧客に対して決断できずに放置しており業績が悪化している。
6.積極的に伸ばさなければならない商材があると分かっているのに、思い切った投資や人材配置などの積極戦略を打ち出せていない。
7.将来的に厳しくなる外部要因があるのに、新たな戦略に舵が切れない。
8.新規事業や周辺業務の拡大を図りたいと言う気持ちはあるが、具体的な分析や根拠ある検討をしていない。
9.経営者にはいろいろアイデアや考えがあるが、一貫性がなくまとまっていない。
10.経営者自身、何に集中して取り組むべきか見えずに行動力が落ちている。
11.根拠がない希望的観測によって中期計画やビジョンができている。
12.社員教育の一環として内部要因・外部要因の分析をさせ、経営者視点で考えて欲しい。
13.金融機関から貸し付け条件の緩和措置を受けて、近々「実現可能性が高い、抜本対策」をださなければならない状況である。
 
本セミナーでは、上記のようなお悩みを持つ経営者に必要な、本当に機能する戦略を作るための具体的な手法をお伝えいたします。
 
経営戦略や事業計画策定に関するセミナーや書籍は既にたくさんありますが、その多くが大企業向けだったり、具体性に乏しく実際には使えなかったりします。
 
そこで、今回は中小企業に特化した戦略策定の基本的な原理原則から、戦略策定のためのツール紹介、戦略策定ツールの具体的な使い方の解説、事例紹介まで2時間に詰め込んでお話いたします。
 
また、会社に戻られた後、社内で戦略検討に取り掛かれるように、検討用の各種チェックシートや、分析フォーマットシートをご提供します。
 
是非この機会に貴社の未来を変える第一歩を踏み出していただければと思います。
 
お申し込みをお待ちしております。
 
◆開催概要
日時:2019年3月18日(月)15:30~17:30(15:15~受付開始)
会場:中小企業活性化センター(セミナールーム1A)
   仙台市青葉区中央1丁目3-1 AER 6F
参加費:1人5,400円(税込)
持ち物:筆記用具、お名刺
講師:翠星企画株式会社 代表取締役 細野 哲平
 
お申し込み⇒https://www.kokuchpro.com/event/jsp2019032/
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小さな会社の役員報酬の決め方

2018年12月25日
当社は10月決算なので、つい先日、申告と納税が終わりました。
今期も関係各位のご理解ご協力のおかげで潰れることなく無事決算を迎えることができました。
 
ちなみに今期も増収です。これで創業以来、6期連続増収を達成しました!
第8期にあたる今期についても、引き続きお客様に価値を提供し、当社の活動を通じて少しでも仙台、宮城、東北地方の発展に貢献できたらと考えております。
 
 
さて、本エントリーの本題は役員報酬の決め方です。
役員報酬を損金(税務上の費用)とするには定期同額給与とする必要があり、金額を変更できるのは期首から3か月以内というのが原則です。
 
ですので、法人税等の申告、納税を終えて、(株式会社なら)株主総会を開くタイミングで変更する金額を決定するというのが一般的です。
 
 
では、その報酬額はいくらにしたらよいのでしょうか。
前提として、社長個人、法人共に、なるべく税金等の負担を少なくし、法人も赤字にはしない形を求めていくとします。
(ここでは報酬額を社長1人の判断で決められるような小さな会社を想定しています)
 
 
そのためには今期、どれだけ売上があって、経費がかかり、利益がいくら残るのかという計画が無いと計算しようがありません。
 
経費については、基本的には、前期の金額を見ながら、今期取り組む内容などを踏まえて増減させればよいでしょう。
 
売上については安定的な売上が多く、予測がつきやすい会社ならばよいのですが、受託系の事業を営んでいる会社など、スポットの売上が多く、売上が読みにくい会社の場合は、これまでの傾向を踏まえて現実的な目標を決めていただく必要があります。
 
 
これらを計算した上で、役員報酬をいくら取るべきかということを決めていきます。
以下は私の考え方ですので、必ずしも正解というわけではないということをあらかじめお断りしておきます。
 
 
まず、売上目標はかなり保守的に見積もって、これならほぼ達成できるだろうという線にします。
経費については、逆に多少の余裕を持った見積もりにしておきます。(往々にして売上は見込み以下、経費は見込み以上になりがちなので)
 
 
そこで出た法人利益額が現在の役員報酬に加えて増額できる部分です。
その金額をそのまま現在の役員報酬額に加えてもいいのですが、ひと工夫するならば、社会保険料の標準報酬月額の幅を意識してください。
 
例えば、役員報酬を月575,000円にしようと考えたとします。
575,000円の場合、標準報酬月額は590,000円です。(なお、この金額には非課税の通勤費等も含むことにご注意ください)
標準報酬月額は590,000円というのは、575,000円以上、605,000円未満なので、この範囲内については同じ社会保険料ということです。
 
であれば、605,000円ギリギリまでは上げていきたいところです。
(604,999円ではさすがに狙いすぎ感もあるので、604,900円とか、604,000円とかが妥当な線でしょうか)
 
社会保険料は会社負担分も合わせると約30%の負担率です。中小企業で年800万円までの利益についての実効税率は約25%なので、それであれば法人で利益を出した方が最終的に手元に残る金額は大きかったりします。
 
 
上記で利益計画を保守的にしたのもそれが理由です。
想定以上に売上が伸び、利益が出たとしても、報酬を増やして社会保険料を払うよりも、法人で法人税を払った方が全体的にはお金が残ります。(中小企業で利益年800万円以下の場合に限ります)
 
節税というとついつい法人税や個人の所得税にばかり目が行きますが、この社会保険料を忘れてはいけません。
 
なお、社会保険料の標準報酬には上限があります。(厚生年金は月62万円、健康保険は月139万円)この上限を超えた報酬を支払えれば負担率としては下がってきます。ただ、そうすると今度は所得税の税率が上がってくるのでそのあたりのバランスの見極めは必要です。
 
まぁそうは言っても社長や会社が置かれた状況や価値観によって何が最適かは違ってきます。(これを言うと元も子もないですが)
 
個人資産を作らなければならないのであればたくさん報酬を取らなくてはならないでしょうし、会社の財務諸表をよくするために会社に利益を残す必要がある場面もあるかと思います。
 
そこはやはり個別の判断が必要ですので、本エントリーはあくまでご参考程度にされてください。