理論やフレームワークを何も考えずに使っていませんか?
経営の世界では、様々な理論やフレームワークがあります。
勉強熱心な方であれば、色々ご存知でしょうし、ご自身でも使っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし理論やフレームワークはしょせん道具に過ぎませんので、正しい使い方が必要です。
間違った使い方をすると、かえって間違った意思決定をしてしまう可能性もあるため危険です。
これは中途半端に経営理論やフレームワークを知っているとやりがちな誤りです。
正直、私も過去に思い当たるフシがあります。
どんなときに理論やフレームワークを使えばいいのかわからず、場当たり的に知っているフレームワークに当てはめて答えを出そうとする・・・
こんなやり方では間違った意思決定は避けられないでしょう。
経営理論やフレームワークは、経営目的や目標、戦略などを検討する際に、現状把握のための分析において活用する場面が多いです。
ところで、そもそも分析の目的は何でしょう?
分析結果によって、意思決定をすること、行動をすることです。
ですので、
まずどんな方法で意思決定して、どんな行動をとろうとしているのか。
そして、意思決定や行動に役立つ分析は何か?
この順番で考える必要があります。
そのために重要な点は以下の3つです。
(1) 様々な分析方法を知っておく
まずはどんな分析方法があるかを知らなければ使えません。
基本的なところだけでも、押さえておきましょう。
フレームワークであれば、
3C、SWOT、PEST、STP、4P、AIDA、5フォース、バリューチェーン
あたりは最低限知っておきたいところです。
(2) 分析方法の使い方をマスターする
それぞれの手法のメリット、デメリットや使いどころを押さえておきましょう。
今回は個々には説明しませんが、ここは結構肝の部分です。
いずれ機会を作ってお伝えしたいと思います。
(3) 使う力を身に着ける
当然、知っているだけでは使えません。
使えるというのは、
今、目の前にある固有の課題に対して、
どの分析手法を使えばいいか選択する判断軸を持っているということです。
これは実際に使って訓練するしかないです。
経営理論やフレームワークはビジネスを考える際の便利なツールではありますが、使い方を間違えると有用どころか、逆に致命的な間違いも引き起こしかねません。
くれぐれもご注意ください。
以上、参考になれば幸いです。
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