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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2022年12月16日

現状打破するために必要な考え方とは?

起業・経営について

経営上、行き詰まりを感じてくるなど、現状打破のための方策を検討するタイミングもあるかと思います。

その際、現状把握を行っていくと、様々な問題点が色々挙がってくるでしょう。

ただ、ダメ出しばかりしていると事象のマイナス面だけ見るようになってしまいます。

ダメ出しのマイナス思考では戦略を尖らせることはできません。

現状を打破するためにはイノベーションが必要です。

ここでいうイノベーションとは技術革新ではなく、

まったく解決の糸口が見えない状況「×」を、

切り口を変えることで、

こうすれば上手くいくかもしれない「〇」に捉えなおすことです。

イメージしやすいように例題で考えてみましょう。

敗戦後の日本は国土が荒廃し、日本人も世界中の

人も、日本は「何の将来性もない、終わった国」と捉えました。

誰からも、次の3つの悪い材料が揃っている国に見えたのです。

「何の資源もない国」

「海に囲まれた小さな島国」

「数千万人の過剰な人口を抱えている国」

ところが大方の予想に反し、日本経済は短期間で、

「ジャパン・ミラクル」と呼ばれるほどの復興を遂げ、世界第2位の経済大国になりました。

これは、どんな切り口で「×」を「〇」に捉え直したから実現したと言えるでしょうか?

以下は解答例です。

切り口を「加工貿易の国」としたことです。

日本は加工貿易の国として復活することを目指し、そのための条件は揃っていると考えました。

何の資源もない・・・

自ら資源を待たないということ。

もし資源を持っていたら資源を欲する国々とのしがらみが生じます。

逆に資源がなければベストの相手から買ってくることができます。

これは資源を持たず、しがらみがないからこそできることです。

島国であること・・・

海上輸送で資源を輸入、加工した製品を輸出することに対して海路は最適です。

過剰な人口・・・

数千万人の優秀で勤勉な労働力を有していると捉えました。

このように従来は「×」と考えられていたことを、

切り口を変えて「〇」と捉え直すことで、

新たな戦略を打ち出すことができた事例です。

切り口を変える際に忘れてはいけない点としては、

・自社ビジネスの本質を理解すること

・その本質は譲らないこと

です。

以上、参考になれば幸いです。

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