ビジネスをするなら押さえておきたい4つのリスク
ビジネスには常にリスクがついてまわるといっても過言ではありません。
リスクというと何となく「危険なもの」、「避けるべきもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネス上のリスクとは「不確実性」のことです。
ですので、マイナス方向だけではなく、プラス方向でもブレ幅が大きいのであれば、それはリスクといえます。
例えば、宝くじはリスクが高いでしょうか?それとも低いでしょうか?
「当たらない可能性が高いのだから、リスク高いのでは?」
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、宝くじはほぼ当たらないので不確実性は低い、つまりリスクは低いといえます。
ビジネスにおいては、リスクは避けるものではなく、コントロールするものです。
時には求めるリターンを得るために、積極的にリスクを取りに行かねばならない場面もあります。
ここでビジネス上のリスクの種類をご紹介します。
1. 負うべきリスク
2. 負えるリスク
3. 負えないリスク
4. 負わないことによるリスク
1. 負うべきリスク
これはリターンを狙うために、あるいはビジネスを継続発展させるために、積極的に取るべきリスクです。
起業や新規ビジネス立ち上げなどが当てはまりますね。
起業にはリスクは付き物ですが、リスクを負ってでも成し遂げたいことがあるから起業するのでしょう。
リスクが負えないのならば起業などできません。
2. 負えるリスク
これは自身の許容範囲内のリスクです。
つまり失敗しても立て直せるレベルのリスクということです。
起業や新規事業などの取り組みの際には、この負えるリスクがどこまでなのかをよく見極めておく必要があります。
3. 負えないリスク
これは自身の許容範囲を超えたリスクです。
つまり失敗すると会社を潰してしまうリスクということです。
このリスクは負ってはいけません。
リスクを回避するなり、軽減するなりの方法をあらかじめ準備しておく必要があります。
4. 負わないことによるリスク
これは乗り遅れることによるリスクです。
リスクを負いたくないからといって、何もしないままでいると貴重なチャンスを失ったり、より大きなリスクを負うことになったりします。
これまでの内容を踏まえて、イメージしやすい例で考えてみましょう。
売れている商品だけを売って効率的に儲けようとする場合のリスクは何でしょう?
また、それを回避するにはどうすればよいでしょう?
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以下は解答例となります。
絞った商品に強力な力を持った競合が参入してくるリスクがあります。
対策としては、多少お金を使ってでもリスクを低下させる行動をとっておきます。
例えば、開発費が多少かかっても新商品を開発しておくなどですね。
競合の出現が「負えないリスク」かどうか前もって判断しておく必要があります。
もし「負えないリスク」ならば商品の絞り込みは危険です。
ここで新商品の開発は「負うべきリスク」になります。
これをやらないでいると、「負わないことによるリスク」が増大し、最終的には「負えないリスク」に変化してしまいます。
ビジネスをやる上では常に先を読んでリスクを取り続ける必要があります。
会社が成長し続ける限り問題は起こり続けます。
リスクから逃げるのではなく、リスクの種類を見極め、取るべきリスクは取って、適切にコントロールしていってください。
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