Blog

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2016年8月28日

機会と脅威の考え方

起業・経営について

以前のエントリーで、自社の強みと弱みの考え方についてご紹介しました。
 
支援の現場ではよく使われる、SWOT分析では、強みと弱みに加えて、外部環境である機会と脅威についても分析を行います。
 
そこで、今回は機会と脅威の考え方についてのポイントをご紹介します。
基本的に、強み、弱みの分析は、機会と脅威といった外部環境の分析とセットで考えるので、併せてご覧いただければと思います。
 
まず始めに、自社にとって影響のある環境の変化を書きだします。
切り口としては、「政治」、「経済」、「社会」、「技術」、「業界」、「競合」、「市場」、「顧客」といったあたりが基本的なところです。
いくつか例を挙げると、「少子高齢化の更なる進行」、「海外観光客の増加」、「IT技術の更なる高度化」のようなことです。
 
注意点として、この段階では機会か脅威かの判断はしません。
この判断は、このそれぞれの環境の変化に対応するために必要な能力が、競合他社と比べて高いか低いかで判断します。
たとえば「IT技術の更なる高度化」という環境の変化に対応するために必要な能力として、「ITリテラシー(利用能力)」というものがあるとします。
そしてその能力が競合他社と比べて高いか低いかを考えます。
 
ポイントとしては、あくまで対応能力競合他社との相対比較で機会か脅威かを判断するということです。
一見、脅威に思えるようなことでも、その対応力が競合他社よりも高いならば、それは機会となるのです。
 
 
以上、外部環境である機会と脅威を考える際のポイントを書いてみました。
参考になる方がいれば幸いです。
 

お問い合わせ

Contact

ご質問、ご相談はお気軽にご連絡ください。