仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
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2018年版 中小企業白書、小規模企業白書が公表されました

2018年4月30日
先日、中小企業庁より2018年版の中小企業白書、小規模企業白書が公表されました。
2018年版 中小企業白書
2018年版 小規模企業白書
 
 
これらの白書は、中小企業および小規模企業を様々な角度から分析した資料です。
読んでみると、今後出てくる補助金等の支援施策の方向性が見えてくることもあります。
両方ともかなりのボリュームがあるのでまともに読むと大変ですが、概要だけなら12ページですので、概要を読んでみて、興味がある部分だけ本文を読んでみるとよいでしょう。
 
2018年版 中小企業白書・小規模企業白書概要
 
 
ちなみに2018年版白書 10のポイントは以下の通りです。
(概要からの引用)
1.中小企業の景況感は改善傾向にある一方、大企業との生産性格差は拡大。
2.未来志向型の取引慣行に向けて、下請取引は着実に改善。
3.IT導入等を行う上でも、業務プロセスの見直しは生産性向上の大前提。
4.幅広い業種で多能工化・兼任化の取組が進展。生産性向上にも寄与。
5.IT導入のきっかけとして重要となるのは、地元のITベンダーなど身近な相談相手。
6.業務領域や一企業の枠を超えて連携することでITの効果は飛躍的に高まる。
7.生産性向上のためには前向きな投資が重要。引き続き投資を促進する必要。
8.事業承継等を背景に、中小企業のM&Aは増加し、生産性向上に寄与。今後はマッチング強化が課題。
9.小規模事業者では、経営者に業務が集中。IT導入等による経営者の業務効率化が急務。
10.小規模事業者へ施策を浸透させる上では、支援機関の役割が重要。
 
 
今年は生産性向上とIT導入に特に力が入っている印象を受けます。
IT導入補助金の予算が5倍になったのも国の意気込みを感じますね。
 
あとは下請け取引の改善と、事業承継とM&A、フリーランスなどの”働き方の多様性”あたりがテーマとして掲げられています。
この辺もそれぞれ支援施策が設けられています。
 
 
ちなみに余談ですが、中小企業診断士の試験科目の1つは、この白書から出題されるので、中小企業診断士受験生の皆さんは一生懸命この白書を読んでいるはずです。
 
私も受験していたころはほぼ全文を読んでいましたが、どうしても読んでいるうちに眠くなってしまうのですよね(苦笑)