目標達成した姿をイメージできるか?
ユニクロやGUで有名なファーストリテイリング。
今やZARAやH&Mといったグローバルブランドと同じレベルの企業となっています。
2009年、売上が6,500億円程度だったファーストリテイリングは、
世界一のアパレル企業になることを目指し、
2020年には売上5兆円となる目標を掲げました。
実際には2020年8月期の売上は約2兆円なので、
目標未達ではあるものの、ZARA、H&Mを射程距離に捉えるレベルまでになっています。
(2020年ランキング1位はZARA(インディテックス)の2兆5,918億円)
この実績が出せたのはやはり、高い目標を掲げてきたからこそでしょう。
会社を成長発展させたいのなら、現状満足をしていてはいけません。
現状を否定し、常に改革し続けなければならないのです。
それができない会社は死を待つだけです。
ファーストリテイリングは、今では世界でトップクラスの革新的で経営効率がよい企業になりました。
しかし冒頭のような高い目標が示されていなかったらどうだったでしょう。
ほぼ間違いなく、売上が伸びることはなく、徐々に衰退していったのではないでしょうか。
人間は元々惰性な生き物です。
適度な目標、刺激がないとサボるようになっています。
これは自分自身を顧みてもよくわかります。
目標を掲げて邁進していると活力が沸きますし、
目標を見失ったときは焦るばかりでさっぱり気力が湧きませんでした。
目標というとわかりやすいのは数値目標でしょう。
しかし数字を示すだけでは不十分です。
数字の意味するところを頭でしっかりイメージできなければ目標は達成できないでしょう。
例えばファーストリテイリングであれば、
国別の売上、店舗数、店長と従業員数、
どの国でどれだけ生産してどう物流するか、
本部の組織の規模と構造はどうか。
こういったことを具体的にイメージできないとその目標はまず達成できません。
どこまで具体的に考えることができるか。
そして実現のためには、今足りていない知識、能力、スキルがあるはずです。
それを早く見つけて獲得していかなければなりません。
イメージできるということは、それが脳の中に描かれていることです。
高い目標を達成するには、あらゆる方法を考え抜いて実行することです。
その考える行為そのものが会社を伸ばすことになります。
ただし単に社員へ押し付けるだけでは駄目です。
経営者の強い思いを理念とともに理解してもらったうえで、全社員で高い目標を共有してください。
使い方を間違えなければ、「高い目標」は会社を変えていく起爆剤となるでしょう。
以上、参考になれば幸いです。
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