お客様に提供している価値について考えてみましょう
あなたの会社が提供している「商品やサービス」を通して、お客様にどのような「価値」を提供しているかを考えてみましょう。
お客様に提供している「価値」とは何か、ということですが
お客様がお金を出して買った商品、受けたサービスを受け取ることによって
なんらかの幸せ・HAPPYな気持ちになります。
なので、お客様に私たちは「幸せ」な気持ち・時間・空間を提供しています。
と言ってしまえばその通りなのですが、ここで自社ならではの特性(どんなHAPPY)を加えなければ、
他社に変わられてしまったり
方針が定まらずブレてしまったりすることが起こりえます。
それでは、自社では「どんなHAPPY」をお客様に提供しているかを考えてみましょう。
一例として化粧品をつくっているメーカーを考えてみます。
その会社から化粧品を買ったお客様が、戸棚にしまってキレイに並んでインテリアとして美しい。
このパターンもあり得ますが、どちらかというと付随する価値、といったことです。
(スニーカーや切手など、収集が趣味になりえる商品はあります)
化粧品メーカーに容器やパッケージを提供している会社であれば正解かもしれませんが、
化粧品メーカー意図しているかが重要になってきます。
戻って化粧品を使うことで「どんなHAPPY」になるかを考えたときに発想しやすいものだと、
その化粧品を使って、よりお客様がキレイに、美しくなる。
とか
もしくは、肌に合った基礎化粧品で、より健康的な肌を保つことができる。
ということは考えられます。
さっきの戸棚にしまうもの、よりは「化粧品メーカーが持つ提供価値」に近づきましたが、
これだとまだ他社との違いがあまり見えてきません。
この先をもう一歩見るとしたら、
この化粧品を使うことで、今までよりも自分に自信を持つことができて、前向きな気持ちになることができた。
というところが見えてきます。
抽象的な言葉でかまいませんので、自社の商品・サービスから考えてみましょう。
こういったことを企業がなぜ考える必要があるかと言うと、
「経営理念」から「商品・サービス」を通して、「お客様への提供している価値」を見たときに
この3つが循環していない場合がありえるからです。
特に「経営理念」は掲げていないですよ、という場合は社長や創業者の信念や哲学、考え方というものになります。
今度は飲食店で考えてみましょう。
「経営理念」をもとに、すごく美味しい料理を提供している企業があるとします。
しかしながら、お客様にとっての一番の価値が
「SNS映えする」ことだったり
「この土地(地元)を思い出す懐かしい味」だったりした場合、
そこにズレが生じてきます。
「すごく美味しい料理」だけに焦点を当てていると、
美味しくするために見栄えが変わってしまったり、
思い出の味ではなくなってしまったりしてしまうかもしれません。
そうすると、企業努力をしているのになぜか売上が下がってしまうことに繋がるかもしれません。
こういった場合にまず必要なのは、お客様に提供している価値を認識して気づくことになります。
まずは受け止めたうえで、
じゃあ「経営理念」を考え直すのか
「商品・サービス」のコンセプトにその価値を上乗せするのか、
といったことを考えていくのがいいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
翠星企画パートナーコンサルタント 小林 大
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