競合を間違えていませんか?
自社の競合というと、普通は自社と同じ商品やサービスを取り扱っているところを想定します。
しかし、それだけで終わってしまうと、思わぬ競合からやられてしまうこともあるので要注意です。
それでは本当の競合とは誰なのか?
基本的な考え方としては、
「顧客が考える別な選択肢」として挙がるところです。
例えば、高級な食器を扱うメーカーがあるとします。
この食器メーカーの競合は、普通に考えれば、同様に食器を扱う他の食器メーカーということになりますね。
そうすると、食器としてのデザインや機能に目が行き、そこを競合と比べてどう差別化するかということになるでしょう。
しかし、このメーカーの主な顧客がお中元やお歳暮で贈り物をしたいと考える人たちだとしたらどうでしょう。
先ほど書いた、「顧客が考える別な選択肢」で考えてみると、本当の競合は、お中元などを贈る人々が他に検討するであろう品々ということになります。
例としては、高級ハムやビールのギフトセットなどですね。
となると、他の食器と比べた場合の優位性をPRするのではなく、贈り物としての魅力をPRするのが正しいということになります。
競合をどの土俵で捉えるかは非常に重要です。
同業他社だけでなく、他の業界が競合になることも往々にしてあります。
ここでのポイントは、
「自社の競合を決めるのは、自社ではなくお客様である」
ということです。
なので、そもそもお客さんが誰なのかがはっきりしなければ、競合の設定はできないということになります。
競合相手を間違うと、方向性を誤ってしまい、取り返しのつかない失敗に繋がることもあります。
以上、参考になれば幸いです。
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