考えると悩むの違い
今日はちょっと自戒も込めたエントリーです。
経営者に限ったことではないですが、人間生きていると色々上手くいかないことがあると思います。
そんなとき「どうしたらいいか」と考えたり悩んだりすると思いますが、この”考える”と”悩む”には大きな違いがあります。
考えるというのは、前へ進むためのプロセスです。
考えることを通じて、問題の打開策や解決策を見出し、事を前へ進めていきます。
それに対して悩むというのは、思考がそこでループしていて前へ進めない状態を指します。頭を使っているようで実は何も考えていないのです。
何か思い当たるフシがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその昔はしょっちゅう悩んでいました。(今も時々悩みます)
ただ、実際のところ、悩んでいても仕方が無いのです。
その昔、師匠から「悩んでいる暇があったら考えたら?」と言われたことがあります。
ダラダラと悩んでいる暇があるなら、前へ進むための方法を考えろということですね。
悩んでいる状態というのは実は楽です。
行動をしなくていいですし、ずっとその位置に留まっていられるのですから。
前へ進む、状況を動かしていくというのは労力がかかるものです。
だからついつい、悩んでいる状態を続けてしまうのですね。
しかし本当に問題を解決したい、状況を変えたいと思うのならば、悩むのをやめて、前に進むための方法を考えていく必要があります。
また、考える際も自分自身でコントロールできることについてのみ考えましょう。
自分自身でコントロールできないことに対していくら考えても仕方ありませんよね。
考えても何も変えることができないのですから。
そういった意味では、基本的には他人や環境を変えようとするのは難しく、自分自身を変えることで問題に対処していくことが望ましいでしょう。
私も気を抜くとついつい悩んでしまうので、時折、「ちゃんと考えているか?」と自問自答するようにしていきます。
以上、悩める方へ少しでも参考になれば幸いです。