もう出会えたのだからそれでいい
3月は異動、転職、退職などと、人が動くことが多いシーズンなので、必然的に人とのお別れも多くなります。
今年もこれまで一緒に仕事をしてきた方、お世話になった方などとのお別れがありました。
ご本人にとっては、前向きな選択だったり、いいお話だったりすることも多いので、そういった場合はもちろん大いに祝福するのですが、やはりどこか寂しい気持ちもあります。
そんな時に思い出すのが、エントリーのタイトルにした「もう出会えたのだからそれでいい」という言葉です。
これはもうかれこれ10年以上前にとある友人から言われたことです。
その友人は趣味から仕事、人生の真面目な話までなんでも話せる貴重な存在でした。
ただ、お互いの環境変化から、おそらくこれまでのような付き合いはできなくなる気がして、つい私が「これからあまり会ったり話したりできなくなるかもね」と言ったところ、「だけどもう出会えたのだからそれでいいじゃない。たとえこの先会うことが無くても、これまで一緒に過ごした時間は確かに存在したのだから」という返事が返ってきました。
当時の私は、「そういう考え方もあるのか」と少し驚いたものですが、自分も年を重ねるにつれ、なんとなくその友人の考え方に共感できるようになってきました。
これからもきっと、多くの人との別れがあるのでしょう。
そうだとしても、たった一時でも一緒に時間を過ごしたり、ほんの少しだけでも関わりをもったのであれば、やはりそれは何かの縁だったということでしょう。
共に過ごし、関わりが持てたことに感謝したいと思います。
もちろん、現在進行形で一緒に過ごしてくれている方々、関わりを持ってくださる方々にも感謝の気持ちを忘れないようにします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!