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成長の壁を乗り越えるための経営実践ノウハウ集

成長の壁を乗り越えるための経営実践ノウハウ集
2015年2月8日

合同会社ってどんな会社?

起業・経営について

今更ながらではありますが、未だに名刺交換すると「合同会社って何?」と聞かれることが多いので、今回の記事で説明しようと思います。
 
合同会社は平成18年(2006年)施行の会社法によって新たに設けられた会社形態です。
「合同」という名前から、複数人で設立する会社と誤解する方もいらっしゃるのですが、1人で設立可能です。当社(合同会社ジェイドキャット)も1人で設立しました。
 
ざっくり言ってしまうと、株式会社の簡易版、または今は新規設立出来ない有限会社に近いイメージです。
 
合同会社の代表者は「代表社員」という名称となります。
これもまた誤解を生みそうな名称で、名刺交換すると、「え?あなたが社長ってこと?」と言われることもしばしばあります。
 
もうそろそろ誕生してから10年近く経つ合同会社ですが、なかなか一般には浸透しないものですね。
ちなみに有名な企業だと、iPhone等で有名なApple Japanやスーパーの西友なども合同会社です。
 
合同会社のメリットとしては、設立費用が安い(株式会社の半分程度)、運営費用が安い(役員の任期の定めが不要のため更新登記が不要)、運営が簡易的(決算の公示義務無し、株主総会不要)あたりが挙げられます。
 
逆にデメリットは、マイナーな名称のため取引先から不審に思われる可能性がある、株式会社と比べると対外的信用度が低い、外部からの出資が受けにくいといったところでしょうか。
 
当面は1人、もしくは限られた人数で運営し、組織としての体裁を求める顧客がほぼいない、広く資本を集める必要がないのであれば、基本的には合同会社でもよいと思います。
 
なお、合同会社から株式会社への変更もできるので、途中から組織の方針が変わっても大丈夫です。

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