仙台・宮城の不敗戦略コンサルタント / 中小企業診断士 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
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表面的なモノマネでは成功しない

2021年6月18日
ビジネスにおいては、目に見えているノウハウに飛びつくほど危険なことはありません。
 
他社の成功を表面的に真似したとしても、失敗する確率が高いです。
 
「A社はこんな商品出して成功したからうちも同じ商品を出そう」
「B社はこんな人事制度をやってうまくいっているらしい。うちも真似しよう」
 
こういう表面的なモノマネでは成功は難しいということです。
 
目に見える表面的なノウハウよりも、目に見えないものの方がはるかに重要です。
 
 
目に見えないものとは、例えば以下のようなものです。
 
1. 組織文化(価値観)
2. 能力
3. 全体のつながり、仕組み(一貫性、整合性)
 
 
たとえばセブンイレブンの1店舗あたり売上高は、他チェーンより10万円以上多いそうです。
(セブン67万円、ローソン55万円、ファミマ53万円)
 
2016年2月11日のダイヤモンド・オンラインの
「セブンイレブンだけがなぜ売れるのか?鈴木敏文氏の仮説検証力」
というタイトルの記事に以下のように書かれています。
 
『結論からいうと、商品が買い上げられるスピードが違うのだ。これは有名な話なのだが、海辺の町で、釣り船の発着場へ続く道沿いにセブン-イレブンの店があった。ここで、いつも同じおにぎりの品揃えをしていれば、商品が買い上げられるスピードは他社と同じになる。
 
 ところが、「この週末は暑くなりそうだ。そうすると、お客さんも早朝に買いに来たとき、炎天下でも痛みにくい梅のおにぎりを選ぶのではないか」という仮説を立てるのがセブン-イレブンなのだ。そして、梅のおにぎりをいつもより多めに品揃えしておくと、それが瞬く間に売れる。
 
 長い冬の終わりごろ、少し温かくなる日がある。そうしたとき、「冬の間食べていなかった冷やし中華やアイスクリームを、急に食べたくなる人たちがいるのではないか」と仮説を立てる。それに合わせて品揃えを充実させておくと、それがまた売れる。こうした仮説を立て、商品が買い上げられるスピードを極限まで高めた結果が、圧倒的な1店舗あたりの売上高に表れているのだ。』(記事より抜粋)
 
 
要は仮説検証力が高いということなのですが、これを身に着けるためにセブンは以下のような取り組みを行っているそうです。
 
・2,000名を超えるOFCと呼ばれる店舗支援担当の社員が各地から週1回東京本部に集まり、全国で行われた検証活動から得られた洞察を吸収する
 
・OFCは担当地域の店舗を訪問し、店長や店員が仮説を立てるのを支援するとともに、POSデータを使って仮説の検証を行い、彼らにフィードバックする
 
 
これをやるのにどれだけコストがかかっているのでしょうか。
 
普通の企業であれば、コスト削減の観点から、成功事例集をつくってメールで配信する、ビデオ会議に変えるなどになりそうですが、セブンではあえてダイレクトコミュニケーションにこだわっています。
 
そこで身につけられたのが、他店の社員を圧倒する仮説検証力ということです。
 
 
これは大企業の例ですが、中小企業であっても、強い企業、長く続いている企業というのは、必ず外からは見えない強みがあるものです。
 
例えば長年培われた技術、仕組み、ブランド、信用、人間関係など。
 
こういうものはたとえ知っていたとしても、簡単に真似をすることはできません。
 
逆に簡単に真似がされてしまうようなレベルのものであれば、成功要因にはなり得ないということです。
 
成功のカギは目に見えないところにあります。
 
よって、
「人に見えないものを見る」
力を養うことが重要ということですね。
 
以上、参考になれば幸いです。
 
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