クラウドソーシングにおけるプロジェクト形式での発注方法(1/3)
去年は2回に渡ってクラウドソーシングによる発注を実際に体験していただくプログラムを実施いたしました。
その際はコンペ形式といって、チラシ等の成果物を提案として集める形で行ったのですが、ホームページの制作やシステムの開発といった規模が大きい案件については、プロジェクト形式の方が適しています。
今回のエントリーから、数回に分けてプロジェクト形式での発注方法をお伝えしていきます。
プロジェクト形式の特徴としては以下の通りです。
・依頼に対して見積りが提案される
・複数の見積りから、1名~数名を選び、仕事を開始
・進捗管理、納品、支払いまでオンラインで実施
・依頼時の仮入金は不要。支払いは納品後
(一般社団法人クラウドソーシング協会 発注体験プログラムテキスト(後編)より引用)
プロジェクト形式は、規模が大きい案件の他に、制作途中にチェックが必要な案件や、特定のワーカーに頼みたいという場合にも適しています。
コンペ案件が比較的多い、チラシやロゴといった依頼についても、既に頼みたいデザイナーが決まっているような場合はプロジェクト形式で行った方が、発注側も受注側もコスト的なメリットが大きい場合があります。
コンペだと、デザイナーにとって必ず受注できるとは限らないため、ある程度の金額を設定しないと、ほとんど応募が集まりませんが、プロジェクト形式であれば受注は確定するので、ある程度価格を抑えても応募が来ます。
また、デザイナーによっては、コンペ案件は受けないという方もいるので、そういった方へ発注したい場合は、プロジェクト形式で発注する必要があるのです。
次回エントリーでは、具体的な発注方法についてご説明したいと思います。
★★★お知らせ★★★
当社は2016年度もクラウドソーシング・プロデューサーとしての活動を継続することとなりました。
活動内容は現時点では未定ですが、2016年度も地域中小企業にクラウドソーシングの活用サポートを行っていければと考えております。
具体的な活動内容は決まり次第お伝えしてまいります。