仙台・宮城の中小企業診断士 / 経営コンサルタント 翠星企画株式会社 代表取締役 細野哲平ブログ

東北地方の中小企業経営者が会社を経営していくうえで
役立つであろう内容を中心にお届けしていきます。

現地に行かなければ得られないもの

2018年3月15日
先週、また中国上海へ行ってきました。
 
今回は「中国でのビジネス展開に興味があるので同行したい」ということで、仙台のIT企業であるb.mode株式会社の三浦社長と、株式会社ナチュラルの藤本社長を連れて行ってまいりました。
 

上海有名観光地・豫園での一コマ
 
 
お二人とも初中国とのことでしたが、無事、体調も崩さず、物も無くならずに帰国できたのでなによりです(笑)
 
今回は基本的に私の商談にお付き合いいただく形で、当社パートナーやそこから紹介してもらった企業様などを一緒に回ってきました。
 
結構、過密スケジュールだったので大変だったと思いますが、「また来たい」、「上海で仕事を作りたい」など言っていただくなどご満足いただけた様子なので、私としてはホッとしております。
 

打ち合わせの様子など
 
 
私が初めて北京に訪れた時もそうなのですが、お二人からも行く前と行った後で、大きく中国に対するイメージが変わったとおっしゃっていただきました。
 
今はインターネットを使えば、現地に行かなくてもかなりの情報を集めることができますし、メールやチャットツール等で現地の人とコミュニケーションを取ることも簡単です。
 
そうはいっても、やはり現地に行かなければ得られないものもあります。
 
1つは肌感覚です。
表現が難しいですが、現地の空気感はその場に行かないとわかりません。
現地の空気を吸い、現地を歩き、現地の食事を食べ、現地の人間と交流することで初めて感じてくるものです。
 
これは国内でネットや本やテレビなどでいくら情報を集めても感じることはできません。
ビジネスをやる上では、やはりその国の感覚がわかっていないと成功することは難しいでしょう。
 
 
もう1つは人間関係です。
今はパートナー探しもインターネットでできますし、メールやチャットでやり取りするのも簡単です。
しかし、それだけでは互いに信頼関係を築き上げることはできません。
 
特に中国では、お互い顔を合わせて飲食を共にするというのは、人間関係を作る上での基本中の基本です。
 
一度仲良くなってしまえば、色々と相談できるようになるので、やはり一度は現地に行って相手と会って食事することが大切です。
 
 
私が中国に行って何をしているのかはブログやフェイスブックなどでは公開していなかったので、「遊んでるだけ?」と思っている方もたくさんいらっしゃるようなのですが、一応、真面目に仕事しています(笑)
 
公にしにくい部分もあるので、興味ある方は直接お尋ねください。
このブログを読んでくださっている方はだいたい顔見知りでしょうけれども、一応、問い合わせフォームはこちらです。
 

ゲームプログラマから経営コンサル?

2018年3月5日
今日はちょっと個人的なお話です。
 
時々、私自身の過去の経歴を聞かれるときに、昔はゲームプログラマだったという話をすると驚かれます。
 
「ゲームプログラマからなんで経営コンサルなの?」と。
 
まぁそれはそうですね(笑)
 
 
私は高校生のころ、Windows95が発売され、父親がそのタイミングでパソコンを買ってきたのがきっかけでパソコンに興味を持ちました。
(当時のパソコンのスペックはペンティアムの75MHz、ハードディスク500MB、メモリ16MBと単位(メガとかギガとか)が違いました。思えばずいぶんな進化を遂げたものです)
 
パソコン少年なら誰もが通る道(?)であるゲームプログラムにはまり、自作でRPG(ドラクエとかFFのジャンル)を作ったりしていました。
学校の勉強はほったらかして、プログラムの勉強ばかりしていた高校生でした。
当時の夢は「スーパーゲームプログラマ」になること。
 
結果、”スーパー”は付かなかったけど、ゲームプログラマにはなることができました。
 
ただ、その後、当時勤めていた会社の方針(?)で、管理業務を多く任されるようになり、自分自身でプログラムを組む機会が減ってきました。
 
そして中国に行ったり、起業したりしているうちに、さらにプログラマとしての仕事は減ってきます。
本当にプログラマの仕事が好きならば、もう少し自らの意思で仕事を選ぶこともできたと思うのですが、そうしなかったのは「案外、管理や経営の仕事も面白いな」と思うようになったからです。
 
 
しかし残念なことに、当時の私には経営能力が不足していました。
諸々の原因も重なり、当時経営していた会社は閉じることに。
 
ただ、「このままでは終われない」という気持ちから、今度は経営に関する勉強に力を入れてきました。
 
特にこれといってやりたいサービスや取り扱いたい商品もなかったので、経営そのものがサービスとなる経営コンサルティングという仕事に興味を持ちました。
そして、中小企業診断士の取得をきっかけに、経営コンサルティングの仕事を始め、今に至るわけです。
 
 
「キャリアの一貫性が無いね」と言われることもあるのですが、少なくとも以下の点では、ゲームプログラマだった経験が活かされていると思っています。
 
・論理的思考力
言うまでもなくプログラムは論理の塊です。
 
・仮説検証力
バグ(不具合)の修正には仮説検証力が求められます。
いっけん謎な動作に対しても、アタリ(仮説)を付けて検証ということを繰り返すことで原因究明をしていきます。
 
・地道な改善を継続する力
いかに面白くするか、いかに処理速度を上げるか、いかに操作性をよくするか・・・などなどあくなき探求心と改善意欲が必要です。
 
・”ブラックな現場”を乗り切るための体力と精神力
ゲーム開発の現場というのは、往々にしてブラック企業的になりがちです。残業時間?百時間も決して珍しくはありませんでした。(今は多少改善されていることを願います・・・)
それの良し悪しはともかく、体力と精神力は鍛えられました(苦笑)
 
 
何が言いたかったかというと、「人生、無駄なことなど無い」ということです(笑)

社運なんて安易にかけるものではない

2018年2月26日
その昔、私は何かちょっと規模の大きい仕事に取り掛かろうとすると、ついつい「今度の仕事は社運がかかっているんですよ!」といった感じで周囲に話していました。
意気込みを伝えたい、自らを鼓舞したいという思いもあったのだと思います。
 
そんな時、尊敬する一人の先輩から「社運なんて安易にかけるものではないよ」と言われました。
 
言われた当時は「そうは言ったってこっちは必死なんだ」くらいに考えて、あまり意に介していませんでしたが、今になって考えると、先輩が言わんとすることがわかった気がします。
 
会社経営は基本的には地道なことの積み重ねです。
一つ一つの仕事を着実にこなしていくことで、顧客からの信頼を得ながら、収益を上げていくというのが王道でしょう。
 
たとえ大きな仕事に取り組むことになったとしても、決して舞い上がることなく、事前にリスクを想定して打つべき手は打ち、やるべきことを粛々とこなしていくという姿勢で臨むべきです。
 
最初から経営期間が決まっているような特殊な会社ならともかく、普通の会社は基本的にずっと続いていくことが前提です。
1つの仕事に会社の存亡をかけるなどということは、そうそうあってはならないはずです。
 
1年に何度も「社運がかかった仕事」があっては、とても会社はもちません。
そこで働く社員さんだって心配になるのではないでしょうか。
 
もし、本当に「社運がかかった仕事」が必要なのだとしたら、それは会社が存亡の危機に面したときくらいでしょう。
それ以外の時にむやみやたらに社運をかけて、会社の存続を危ぶませることは避けたいところですね。
 
 
本日の内容は、過去エントリー「一発逆転を期待するようになったら危険信号」ともちょっと関連しますので、ご興味ある方は併せてご覧ください。