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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2015年5月31日

社長は勇者たれ

起業・経営について

唐突ですが、私は社長は「勇者」的存在であるべきだと思います。
(ここでいう「勇者」とは、ドラゴンクエストなどのRPGの勇者をご想像いただければ幸いです)
 
「勇者」って、それなりに力も強いし、それなりに防御力もあるし、それなりに魔法も使える・・・といった感じで、それなりに「なんでもできる」。
中小企業の社長も、「勇者」同様、経営に関することは、それなりに「なんでもできる」必要があるのではないでしょうか、というのが今日のお話です。
 
特に中小企業の経営は基本的に総力戦です。
経営を構成する要素としては、戦略、技術、マーケティング、技術、人事、財務、法務、情報などなど色々あるかと思いますが、どこか1つでも欠けている部分があると、会社を立ち上げた当初は上手くいっても、必ずどこかで躓くことになります。
 
一説によれば、従業員20名以下の中小企業経営が上手くいくかどうかは、98%は社長の能力に依存するそうです。
もしそうであれば、社長であれば、経営を構成する要素はまんべんなく身に付けておく必要があるということです。
 
たとえば、営業が得意な社長であれば、当然、営業を重視するので最初のうちはどんどん受注して会社も急拡大するかもしれません。しかし反面、財務などの管理には疎いことが多く、ある一定規模を超えると、急に資金繰りが厳しくなり、行き詰まることになります。
 
また、技術が得意な社長の場合、これまた規模が小さなうちは、元々の知り合いなどから仕事を受注して売上を上げることができますが、営業力が無いのに規模を拡大しようとすると、会社の規模に見合っただけの仕事を獲得することができず、これまた行き詰ってしまいます。
 
なにも、全部を完璧に身に付けなければならないということではありません。
「勇者」だって、力は「戦士」にかなわないし、魔法は「魔法使い」にかないません。
全部それなりでよいのです。イメージとしては理想は60点、最悪、赤点にならない程度で40点といったところでしょうか。
 
もちろん、全てをまんべんなく身に付けるには1、2年では到底不可能です。
これは私自身にも言い聞かせていることですが、一人前の経営者になるには、絶え間ない努力が必要だと思います。
 
最後に余談ですが、全てがそれなりの能力の「勇者」ですが、「戦士」や「魔法使い」に負けない能力が1つだけあるようで、それは「勇気」なんだそうです。(元ネタは昔、少年ジャンプで連載していた有名な漫画です)
 
それでは、社長が持つべき、誰にも負けない能力とは何になるのか。
たまにはこんなことを考えてみるのも面白いかもしれませんね。

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