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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2018年8月1日

スムーズな起業方法

起業・経営について

先日、宮城県中小企業診断協会の研修交流会で講演させていただく機会をいただきました。(「知らないでは済まされない!?中小企業診断士による海外展開支援」というタイトルです)
 
比較的診断士になって日が浅い方が多く集まる場だったので、参考になるかと思い、私自身が診断士になるきっかけをちょっと長めにお話しさせていただきました。(講演テーマからはだいぶ外れましたが)
 
その中で最初に独立した時の話もしました。
 
このブログでも何度か書いていますが、私の最初の起業は失敗しています。
ただ、スタート時はとても順調だったのです。
 
その大きな理由としては、初めからお客さんが付いていたことです。
しかも生活していくには十分な金額をいただくことができていました。
 
 
起業時に大事と言われる自己資金もたいしてない状態(数十万円レベル)でしたが、初めから売上の見込みが立っているので、特に問題にはなりませんでした。(事業内容的に初期投資がほとんどいらないというのもありましたが)
 
 
一般的にはある程度の資金を用意してから起業し、その資金を削りながら売上を上げるための営業活動を行うというパターンが多いのではないでしょうか。
 
この場合、資金が尽きるまでに収支がプラスにならないとアウトなわけですが、このプレッシャーはかなりのものです。
場合によっては、お金のことで頭がいっぱいになり、事業そのものに頭が回らなくなってしまいます。
こうなってしまっては、上手く行くものも駄目になってしまいますね。
 
 
私の場合は最初のうちはほとんどお金の心配をすることなく、事業活動に集中していたので、スムーズに起業できたわけです。
 
 
要は自己資金1000万円で当初売上0よりも、自己資金0でも当初売上が月々50万でもあったほうが順調に立ち上がる可能性が高いということです。
 
 
最初からお客さんを付けておく方法としては、
・サラリーマンを辞める前に仕事出してくれそうな人にお願いしておく(社交辞令の見極めは必要)
・最初は副業で始め、本当にお客さんが付いてきたら本格的に独立する(副業がやりやすい事業でないと難しいですが)
・元勤務先から仕事を分けてもらう(円満退社が必要なのと、元勤務先の考え方や仕事内容によっては難しい場合もある)
 
あたりが王道でしょうか。
 
 
事業内容によっては難しい場合もあるのですが、リスクを抑えてスムーズに立ち上げるためにも、最初からお客さんを付けて売上を確保する方法を考えてみてはいかがでしょう。
 
ただ、スムーズに起業したからといって、その先うまく経営していけるかどうかは別の話というのは、私の例からもわかる通りですのでご注意ください。
 

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