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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2015年7月19日

まずは守りを固めろ

起業・経営について

一般的には起業後は「まずはとにかく売上の確保!」と言われています。
営業やマーケティングといった、いわゆる「攻撃」的な行動は、売上に結び付きやすいので、わかりやすいし当然重視されます。
事実、会社を維持発展させていくためにも必要不可欠です。
 
「攻撃は最大の防御」という言葉があります。
これを経営に置き換えて考えると、ただひたすら「攻撃」に専念し、売上を伸ばすことだけ考えていれば、あえて守りを考える必要はないともとれますが、本当にそうでしょうか。
 
このエントリーでも書いた通り、私は経営は総力戦だと思っています。
「どれかが大事」ではなく「みんな大事」なのです。どれか1つが欠けていると、いつかその部分が原因で致命傷を負うことになります。
 
経営における「守り」とは、計数管理だったり、税務や法律といった、いっけん地味なことが中心ですが、この守りについてはあらかじめ固めておくことが望ましいです。
本当ならば、事業を開始する前に、これらの「守り」を最低限固めておいてから、営業やマーケティングといった「攻撃」に出たいところです。
 
これは私の師匠からの受け売りですが、「防御は最大の攻撃」という言葉があります。
言葉としては少々無理やりな気もしますが、守りをしっかり固めているからこそ、安心して全力で攻撃が行えるということです。
 
経営に限らずですが、物事には失敗はつきものです。失敗自体は悪いことではありませんが、再起不能となってしまうような致命的な失敗だけは避けたいところです。
 
私は臆病者なので、常に最悪の事態を想定してそれに対処できるようにしていないと落ち着きません。昔の私を知っている方の中には、「なんて無鉄砲な奴なんだ」と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、実際は「最悪、どうなるか」を覚悟し、その時の対処法を決めているからこそ、多少の無茶もできたのです。
 
また、これは若干主観も入りますが、営業やマーケティングといった「攻撃」にはある程度センスが要求される部分がありますが、「守り」に分類されるものについては、自分の努力で身に付けられるものが多いです。
 
ドラクエに例えるならば、伝説の剣(つるぎ)を持っていても、「布の服」しか着ていなくては、大魔王に一撃喰らっただけで死んでしまいますよ、ということです。
 
是非、ご自身の「防御力」を上げていきましょう!

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