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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2015年3月8日

努力は報われるのか?

雑記

先日、友人と飲んでいた時に、「努力は報われるのか?」という話が出たので、今日はそれについて思うことを書いてみます。
 
私の個人的な答えとしては、「努力は必ずしも報われるとは限らないが、やった分だけの何かは身に着く。身に着いた何かをどう生かすかは自分次第」ということです。
 
私は過去に公認会計士試験の勉強をしていたことがあります。
ご存知の方もいるかとは思いますが、簿記などの会計系では最高難易度の資格試験です。
難易度のイメージを私が大好きなドラゴンボールのキャラクターで例えると、
 
簿記3級・・・ラディッツ
簿記2級・・・ナッパ
簿記1級・・・ベジータ
公認会計士・・・フリーザ
 
くらいな感じでしょうか。
 
何故、私が公認会計士を目指したのかは別な機会にお話するとして、とにかく私は公認会計士試験合格を目指して勉強していました。
 
この試験は大学生か、受験浪人生(試験勉強のみに専念する人たち)の受験生が多く、普通に働きながら勉強する人は少数派です。
私はその少数派として、普通に働きながらも、平日は1日5時間、休日は14時間以上の勉強を約2年継続しました。
 
平日の場合、朝は早起きして1時間、通勤時間往復で2時間、昼休み中に30分、帰宅してから1時間半といった感じです。
更に、駅までの道のりや途中の乗り換えで歩く時は、暗記する必要のある定義文などをICレコーダーで録音し、それを聴きながら歩くようにしていました。
 
このような感じで、自分なりにはそれなりに努力してきたつもりです。
しかし、結果としては、短答(択一式の一次試験)すら通りませんでした。
短答落ちが確定した後、色々考えた上で公認会計士試験からは撤退することにしました。
この時点では、それまでの努力は報われなかったことになります。
いくら頑張っても試験合格という結果が出せなければ履歴書には何も書けませんからね。
(簿記1級という副産物(?)は付いてきましたが)
 
しかし、この2年間の勉強によって、会計や財務に関する専門知識は相当身に付けることができました。ただ、それを他人にわかってもらうことができない。そのため、身に付けた知識を活用する機会も無かったのです。
 
このままではもったいない。なんとかこの身に付けたモノを活かせるようにしたい。
そこで思いついたのが、試験内容が被る部分が多い、中小企業診断士の取得だったのです。
 
診断士試験も簡単な試験ではないので、運の要素もあったと思いますが、8ヶ月の勉強でストレート合格し、今はこうして診断士として仕事をすることが出来ています。
 
人からは「ストレートで合格できるなんて頭いいんですね」などと言っていただくこともあるのですが、それは2年間の公認会計士試験のための勉強があったからこそです。
公認会計士試験撤退により報われなくなった努力で身に付けたものを、別な形、つまり中小企業診断士になることで活かすことにしたということです。
 
これは色々なことに適用できる考えだと思います。
努力して身に付けたものを活かすも殺すも結局は自分次第なのだということですね。

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