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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2016年9月4日

SWOT分析はクロスSWOT分析までやりましょう

起業・経営について

以前のエントリーで、SWOT分析の構成要素である、強みと弱み、機会と脅威の考え方についてご紹介しました。
「自社の強みと弱み」
「機会と脅威の考え方」
 
SWOT分析は経営分析のフレームワークとして高い知名度があり、近年では小規模事業者持続化補助金の申請書にもSWOT分析をさせた上で経営計画を作らせようという意図を感じます。
 
SWOT分析はわかりやすく、今後の経営をどうするかを考える際にも有用なツールなので、私もよく使います。
 
しかし、SWOT分析はそこで終わってしまってはあまり意味がありません。
確かに分析によって、強みや弱み、機会や脅威は明確になったかもしれませんが、これだけでは会社は何も変わりません。
「だからどうしたの?」状態です。
 
そこで、SWOT分析を行った後は、クロスSWOT分析を行います。
クロスSWOT分析は、SWOT分析で出た「強み」、「弱み」、「機会」、「脅威」をそれぞれ掛け合わせて、以下の内容を検討します。
 
・「強み×機会」
「強み」によって「機会」を最大限に活用するために取り組むべきことは何か?
・「強み×脅威」
「強み」によって「脅威」による悪影響を回避するために取り組むべきことは何か?
・「弱み×機会」
「弱み」によって「機会」を逃さないために取り組むべきことは何か?
・「弱み×脅威」
「弱み」と「脅威」により最悪の結果となることを回避するために取り組むべきことは何か?
 
これによって、今後取り組むべきこと、少し固い言葉で書くと「戦略代替案」を抽出することができます。
 
 
詳しいことは以下のサイトに例も含めて解説されているので参考にしてください。
創業手帳Web
クロスSWOT分析とは?
 
 
SWOT分析やクロスSWOT分析は一人でもできますが、社員や経営陣など複数人でやった方が色々な視点からの意見が出るためより効果が高いです。
 
もちろん私もお手伝い可能ですので、経営戦略の検討をしたいという方は一度ご相談ください。

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