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致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集

致命傷を回避するための経営実践ノウハウ集
2014年4月28日

イノベーションの解

書籍のご紹介

以前ご紹介したイノベーションのジレンマの続編である、イノベーションへの解~利益ある成長に向けて~(クレイトン・クリステンセン/マイケル・レイナー著)を読みました。
 

 
前作は優良企業が破壊的イノベーションによって市場での地位を失ってしまうということ、破壊的イノベーションに対応するための方法について書かれていました。
本作では、逆にベンチャー企業等の視点から、破壊的イノベーションによって、優良企業を打ち負かすための方法について書かれています。
 
以下、本文からの一部抜粋です。
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・どうすれば最強の競合企業を打ち負かすことができるか。どのような戦略を取れば競合企業に滅ぼされ、また逆にどのような行動方針に従えば優位に立てるか。
 
・どのような製品を開発すべきか。顧客は従来製品に対する、どのような改良に喜んで割増価格を支払い、どのような改良には関心を払わないか。
 
・利益ある事業を築く上で、最も発展性のある基盤となるのは、どのような初期顧客か。
 
・製品の設計、生産、販売、流通に必要な活動のうち、どれを社内で行い、どれを提携先や下請け業者に任せるべきか。
 
・どのようにすれば魅力ある利益の源泉である、強力な競争優位を確実に維持できるか。コモディティ化の前兆を捕らえるには、どうすればいいか。魅力ある利益を維持するためには、何をすればいいか。
 
・新事業にとって最適な組織構造とは何か。どのような組織部門やマネージャーに、新事業の成功を導く責任を任せるべきか。
 
・必勝戦略の細部を正しく詰めるには、どうすればいいか。柔軟性が重要なのはどんなときで、柔軟であるがゆえに失敗するのはどんなときか。
 
・誰の投資資金が成功を促し、誰の資金が命取りになるか。各発展段階で、最も役に立つ資金源はどれか。
 
・事業の成長を維持させるために、上級役員はどのような役割を果たさなくてはならないか。上級役員は新成長事業の運営を誰に任せるべきか。上級役員が新事業に干渉すべきでないのはいつで、関与すべきなのはいつか。
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少々本文が難しく感じますが、非常に読み応えのある1冊でした。
特にこれから起業しようとする人、新しく事業を立ち上げようとしている人にはお勧めします。

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